【DeNAパレット閉鎖】キュレーションサイトまわりでこれから起こる6つの予測

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DeNAパレット閉鎖イメージ

こんにちは、ニート系社長コアラッコです。

12月1日にDeNA代表取締役社長、守安氏によりWelq問題のお詫びと説明、そしてDeNAが運営するDeNAパレット事業での運営キュレーションサイトのうち、MERYを除く9つのキュレーションサイトを全記事非公開にすることを発表しました。

プレスリリース | 株式会社ディー・エヌ・エー【DeNA】
代表取締役社長兼CEO 守安功からの一連の事態に対するお詫びとご説明

個人的にはプレスリリースやTechCrunchなどでのインタビュー記事などを読み、誠実な対応をしていると感じています。

Welqを含めてDeNAパレット運営サイトはその記事制作体制や記事内容自体も問題を多く抱えていました。そもそもMERYやiemoの買収時にはDeNAの法務はキュレーションサイトそのもののグレーな点を指摘していました。

買収後に資本を投入していけば記事自体のクオリティの向上や個人ユーザーからの投稿数の増加すると予測していたと思いますが、その資本はクラウドソーシングサイトなどで安くで集められた低予算、低クオリティ、低モラルな記事作成に投入されていきました。

このあたりはBuzzfeedや永江 一石氏の記事に詳しいです。

この記事ではキュレーションサイトそのもの是非や今回のDeNA側の対応の話は置いておきまして、DeNAパレット9サイトの全記事非公開を受けて、キュレーションサイトまわりがどう変化していくかを予測していきたいと思います。

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予測1 クラウドソーシングサイトの売上減少

キュレーションサイトがこれまでと同じように低単価記事を大量発注し続けることはリスクがあるため、クラウドワークスやランサーズ、somewriteなどのクラウドソーシングサイトの売上は減少すると思います。

クラウドソーシングサイトにとって「ライティング」のカテゴリは決して低くない売上構成比となっていると思われます。

クラウドワークスでは12月1日現在で約16,800件のお仕事投稿数のうち、6,110件がライティングの仕事となっています。

キュレーションサイト運営会社も複数登録されており、株式会社ユナイテッドに8億で買収されたキュレーションサイト「ハゲラボ」などを運営する株式会社Gorooも大量に記事を発注していました。

11月30日時点ではアカウントの存在を確認できていましたが、12月1日時点でアカウントごと削除されています。

他のキュレーションサイト、とくに健康分野を扱っていたサイトでも同様の動きがあるものと思われます。

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予測2 サイト運営会社での編集者・ライターの雇用増加

キュレーションサイト自体は完全に悪ではありません。サイト訪問者がまとまった情報をサクッと読めるライトな記事を提供すること自体には価値はあると思います。


永江氏が紹介している記事のような引用の仕方、記事の構成であればキュレーションされた記事として価値が高いと思いますし、著作権的にグレーでもありません。

しかしこのような記事を書くことはパクってリライトしてるライターには難易度が高く、ある程度トレーニングが必要になります。

キュレーションサイト自体はいまのところSEOに強いため、サイト事業者は記事のクオリティを高めるためライターや編集者を自社で雇用する必要があります。

いままでもこのような記事を書けるライターはキュレーションサイトでの発注でも単価は高めだったと思いますが、獲得競争がより激しくなるため優良ライターの囲い込みを目的として業務委託や雇用が増えるでしょう。

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予測3 Naverまとめへのライターの流入増加

Naverまとめが12月1日より報酬3倍のキャンペーンを開始しました。

このタイミングでこのキャンペーンですので、DeNAパレット含めキュレーションサイトで記事を書いていたライターのNaverまとめへの流入がグッと増えるでしょう。

DeNAパレットだけではなく他キュレーションサイトでも記事制作の体制は似たり寄ったりですので、記事制作体制に不満を持っていたライター層はこの機会に移動します。

同時にMERYやカウモなどのキュレーションサイトとしてそこそこ優良な競合サイトへの移動も増えるでしょう。

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予測4 ヘルスケア・健康関連のキュレーションサイトの増加

一連のWelq問題のニュースで「ヘルスケア・健康関連のキーワードは検索流入が多いこと」が広く知られるようになりました。

その結果、上場企業や大手がキュレーションサイトでこの分野に手を出すことは躊躇すると思いますが、零細〜中小企業の中には「儲かるならどんどんやる!」「しかも大手が入ってこないなら狙い目だ!」と医療分野のキュレーションサイトを立ち上げてくることが予測されます。

強者が手を出しづらい領域を狙うのは弱者の戦術として普通のことではあるので、もうすでに立ち上げ準備に入ってるところもあるでしょう。

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予測5 キュレーションサイトへの著作権侵害など告訴増加

これまでも著作権侵害として慰謝料(迷惑料)を侵害サイト事業者に請求する例はありましたが、これから一気に増えると予測されます。

キュレーションサイトが写真削除を無視するのでGoogleへ権利侵害報告した | 田中ですドットコム
2014年ごろから、キュレーションサイトに写真を無断転載され続けている田中です。 ウェブマスターツールの『サイトへのリンク』で見つける度に削除依頼を行ってきて、これまで対応した企業は10社以上、うち2社は何度か無視されて悪質だったので、内容証明を送付し権利侵害の迷惑料を支払って頂きました。 「無断転載なんてされてもいい

これまで対応した企業は10社以上、うち2社は何度か無視されて悪質だったので、内容証明を送付し権利侵害の迷惑料を支払って頂きました。

上記のブログ運営者は事業者に内容証明を送り迷惑料を取ることに成功しています。

今回広くキュレーションサイトの著作権侵害が知れ渡ったため、出版社や新聞社だけではなく個人レベルでもキュレーションサイトへの著作権侵害の対応が増加すると思われます。

ですので簡単に内容証明を作って送付代行までするサービスをやればそこそこ売上も立つと思われます。自分でやろうかな。意見聞かせてくれると嬉しいです。

予測6 アフィリエイトサービス(ASP)提供会社の売上減少

Welq問題で一番はじめに着火したのは「死にたい」で検索したらwelqの記事が上位表示され、その記事の内容が「転職サイトへの広告誘導」だったことでした。

「死にたい」検索トップの「welq」の記事、DeNAが広告削除 「不適切」指摘受け
Googleで「死にたい」と検索すると、トップに表示されるwelqの記事に不適切な内容が含まれいる――こんな指摘を受け、DeNAは記事内のアフィリエイト広告を削除した。

詳しくは上記の記事にありますので、まだ知らない方はぜひ読んでみて下さい。

キュレーションサイトでは上記ほどあからさまじゃないにしろ、「ダイエットサプリ」や「バストアップサプリ」「水素水」など医学的根拠の薄い商品の広告が記事中に多く掲載されています。

これらの広告はアフィリエイトサービスプロバイダー(ASP)から広告をもらい掲載します。

アクセスの多いキュレーションサイトでは今頃大慌てで記事の見直しをやっている最中だと思います。その過程であからさまなアフィリエイト広告の掲載箇所は削除されるでしょう。

ダイエットサプリなどいわゆるコンプレックス商材は検索から購入されることが多いため、検索上位を占めていたキュレーションサイトのアフィリエイト広告の掲載がなくなると、ASP事業者の売上は減少すると予測されます。

コンプレックス商材とアフィリエイトの関係についてはこちらの記事を読んでもらえるとわかりやすいです。

まとめ

次はお前だ、ハゲラボ!

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